ブリヂストン「アシスタC STD」は、「リヤチャイルドシートが標準装備された子乗せ電動アシスト自転車を探している」「同時に子どもを2人乗せたい」「停車する際にできるだけふらつかない子乗せ電動アシスト自転車を探している」「同時に子どもを2人乗せることのできる電動アシスト自転車の中で、できるだけ取り回しをラクに行える子乗せ電動アシスト自転車を探している」という方におすすめの20型子乗せ電動アシスト自転車アシスト自転車です。
ブリヂストン 2020 アシスタC STD
ブリヂストン「2020 アシスタC STD」は、シンプルとオシャレが融合したデザインになっています。カラーは全部で5色です。
いくら気に入ったデザインの子乗せ電動アシスト自転車だったとしても、あなたに適した子乗せ電動アシスト自転車でなければ、実用的な子乗せ電動アシスト自転車とはいえません。そこで、ここでは、ブリヂストン「2020 アシスタC STD」の性能面についての説明を行っていきます。
「2020 アシスタC STD」の特長
比較的容量の大きな12.3Ahのバッテリー
Ah(アンペア)の数が大きければ大きいほど、バッテリーにたくさんの電気を貯めることができ、電動アシスト自転車の場合、Ahが10を超えると容量の大きなバッテリーの部類に入ります。
その中でも、子乗せ電動アシスト自転車は強いアシスト力(※1)を必要とすることから、大手3社のどの子乗せ電動アシスト自転車も、Ahが10を超える容量の大きなバッテリーを装着(※2)しています。「2020 アシスタC STD」も比較的容量の大きな12.3Ahのバッテリーが搭載されているため、バッテリーの消耗具合をあまり気にすることなく走行することができます。
一番アシスト力の強い「強モード」でも連続46Kmの走行が可能
バッテリー容量 | 12.3Ah |
1充電あたりの走行距離 | 【 強 モード】約46km 【標 準モード】約53km 【オートモード】約61km |
「2020 アシスタC STD」は、比較的容量の大きな12.3Ahのバッテリーが搭載されているため、一番アシスト力の強い「強モード」ままで走行しても、連続46Kmの走行が可能です。そして、これだけ長い距離を走ることができると、バッテリーの充電回数が少なくて済みます。また、バッテリーの充電回数が減らせるので、バッテリーが劣化しにくくなります。
残りアシスト走行可能距離、バッテリー残量、スピードを表示する3ファンクションメーター
残りアシスト走行可能距離、バッテリー残量、スピードがわかる3ファンクションメーターを搭載しています。バックライト付きなので夜も見やすくなっています。
リヤチャイルドシートが標準装備
1歳以上6歳未満のお子さまを乗せることができるリヤチャイルドシートが標準装備されています。(推奨年齢はリヤチャイルドシートのグリップを握ることができる2歳以上です。)
オプションにてフロントチャイルドシートの装着が可能
<オプションのフロントチャイルドシートとその装着例>
1歳以上4歳未満のお子さまを乗せることができるフロントチャイルドシートの取り付けが可能です。
自転車に降りてからの取り回しが行いやすい
20型子乗せ電動アシスト自転車は26型子乗せ電動アシスト自転車に比べると車体重心が低いので、自転車に降りてからの取り回しが行いやすいです。
停車する際にふらつきにくい
20型子乗せ電動アシスト自転車は26型子乗せ電動アシスト自転車に比べると車体重心が低いので、停車する際にふらつきにくいです。
一般的な20インチより幅広のタイヤを装着しているため段差での衝撃を受けにくい
20型自転車より26型自転車の方がタイヤサイズが大きいので、20型自転車より26型自転車の方が段差での衝撃を受けにくいです。ただ、「2020 アシスタC STD」は、一般的な20インチタイヤを装着した電動アシスト自転車に比べると、幅広のタイヤを装着しているため、段差での衝撃を受けにくいです。
一般的な20インチより幅広のタイヤを装着しているため走行中車体が安定する
走行中どの電動アシスト自転車も電動モーターのアシスト力により車体が安定します。「2020 アシスタC STD」は、幅広のタイヤを装着しているために、一般的な20インチタイヤを装着している電動アシスト自転車よりも更に、車体が安定します。
またぎやすい低床フレーム
「2020 アシスタC STD」は、またぎやすい低床フレームになっているため、自転車の乗り降りがラクに行えます。
子乗せ1人の場合に必要な身長は144cm
電動アシスト自転車にまたがった際に、両足のつま先を地面に接地することができれば、お子さまを1人乗せての運転が可能です。そして、若干個人差はありますが、「2020 アシスタC STD」の場合、身長が144cm以上の方なら自転車にまたがった際に、両足のつま先を地面に接地することができます。
子乗せ2人の場合に必要な身長は155cm
電動アシスト自転車にまたがった際に、足の裏全体(両足のつま先からカカト)を地面に接地することができれば、お子さまを同時に2人乗せての運転が可能です。そして、若干個人差はありますが、「2020 アシスタC STD」の場合、身長が155cm以上の方なら自転車にまたがった際に、足の裏全体(両足のつま先からカカト)を地面に接地することができます。
ハンドルを半ロックできるテモトデロックⅡ
ハンドルを手もとの操作で、かがむことなく、半ロックできるテモトデロックⅡを搭載しています。駐輪中にハンドルが動かないので自転車がこけにくくなるだけでなく、お子さまやバッグなどののせおろしがラクに行えます。(ただし、あくまでも半ロック状態なので自転車にお子さまを乗せている間は自転車から決して離れないでください。)
ブリヂストンの子乗せ電動アシスト自転車である「2020 アシスタC STD」と同じくブリヂストンの子乗せ電動アシスト自転車であるブリヂストン「ビッケ モブ dd」を見比べてみて、「タイヤのサイズ以外は似ているのになぜ価格に差があるのだろう?」「何が違うんだろう?」と思っておられる方がおられると思います。そこで、ここでは「2020 アシスタC STD」と「ビッケ モブ dd」の違いを詳しく説明していきます。
ブリヂストン「2020 アシスタC STD」とブリヂストン「ビッケ モブ dd」の比較表
アシスタC STDとビッケ モブ ddの主な違い
取り回しの行いやすさの違い
「アシスタC STD」の方が「ビッケ モブ dd」より車体重心が低く、車体重量が軽いので、自転車に降りてからの取り回しは「アシスタC STD」の方が行いやすいです。
停車する際のふらつきにくさの違い
「アシスタC STD」の方が「ビッケ モブ dd」より車体重心が低いので、停車する際は「ビッケ モブ dd」よりふらつきにくくなります。
段差での衝撃の受けにくさの違い
「ビッケ モブ dd」の方が「アシスタC STD」よりタイヤが大きいので、段差での衝撃を受けにくくなります。
モーターブレーキの有無
「ビッケ モブ dd」にはモーターブレーキが備わっています。モーターブレーキはタイヤにではなく、電動モーターに働きかけるブレーキです。そのため、スピードの出やすい急な坂道でも安全にスピードを落とすことができます。使い方は右ブレーキを軽く握るとモーターブレーキがかかります。適度に平たんな道があって適度に坂道があるといった適度にアップダウンがある場所では通常のブレーキでも十分ですが、スピードの出やすいアップダウンの激しいハードな環境両輪駆動で使用する方にとっては、安全で便利な機能です。
自動充電機能の有無
自動充電機能とは運転中に充電してくれる便利な機能です。この機能は「ビッケ モブ dd」に搭載されています。そして、昨年のモニターによる調査では、走行する道路環境や選択するアシストモードにもよりますが、バッテリー電池が満タンの状態から空になるまでの間に、平均で1割前後の電気をバッテリーに貯めることが可能という結果が出ました。
カーボンベルトドライブの有無
「アシスタC STD」はチェーンにより駆動し、「ビッケ モブ dd」はカーボンベルトにより駆動します。カーボンベルトはチェーンのように注油が入らない、外れないという特長があります。カーボンベルトはメンテナンスの回数を減らしたい、トラブルの生じる確率を少しでも下げたいという方におすすめです。
後輪駆動と両輪駆動の違い
「アシスタC STD」は後輪駆動で、人が漕ぐ力も電動モーターのアシスト力も後輪に伝わるようになっています。「ビッケ モブ dd」は両輪駆動で、人が漕ぐ力は後輪に、電動モーターによるアシスト力は前輪に伝わるようになっています。両輪駆動は車体の力が分散されるために車体が長持ちします。そして、大手3社(ブリヂストン、ヤマハ、パナソニック)の電動アシスト自転車は、もともと頑丈に作られているため、通常の使用なら後輪駆動の電動アシスト自転車で十分ですが、アップダウンの激しいハードな環境で使用する場合や1日の平均走行距離がかなり長い(15km以上)という方は、「ビッケ モブ dd」を選択されてもいいかもしれません。
バッテリー容量と走行距離の違い
「アシスタC STD」より「ビッケ モブ dd」の方がバッテリー容量が大きいために、1回の充電で「ビッケ モブ dd」は「アシスタC STD」より長い距離を走ることができます。
価格の違い(使用環境の違いでコスパは変わってくる)
「アシスタC STD」より「ビッケ モブ dd」の方がスペック的には上回っているので、「ビッケ モブ dd」は「アシスタC STD」より価格が高くなります。そのため、機能だけで見るなら「ビッケ モブ dd」一択になります。
ただ、通常の環境の使用であれば「ビッケ モブ dd」に搭載されている車体を長持ちさせる両輪駆動やスピードを安全に落とせるモーターブレーキは、宝のもちぐされ的な存在になってしまう可能性が高くなります。
そのため、コストパフォーマンスを考えるとなると、通常の環境の使用であれば、「アシスタC STD」の方がコストパフォーマンスが高く、アップダウンが激しい、1日の平均走行距離がかなり長い(15km以上)といったハードな環境での使用であれば「ビッケ モブ dd」の方がコストパフォーマンスが高いといえるでしょう。
ブリヂストン「2020 アシスタC STD」は登場して間もないですが、今後比較されそうな車種は、同じ価格帯で、デザイン的にも割と近い、リヤチャイルドシートが標準装備されているヤマハ「PAS Babby un リヤチャイルドシート標準装備モデル」でしょう。
ブリヂストン「アシスタC STD」とヤマハ「PAS Babby un リヤチャイルドシート標準装備モデル(rcs<※1>標準装備モデル)」の比較表
<※1>rcsはリヤチャイルドシートのことです。ほとんどの子乗せ電動アシスト自転車には、リヤチャイルドシートかフロントチャイルドシートのどちらかが標準装備されていますが、「PAS Babby un 」にはリヤチャイルドシートが標準装備されているモデルとリヤチャイルドシートが標準装備されていないモデルとがあります。
<※2>1充電当たりの走行距離のところに書かれているアシストモードの呼び名はメーカーによって異なるため、「強モード」「中モード」「弱モード」という言い方で統一しています。
ブリヂストン「アシスタC STD」とヤマハ「PAS Babby un リヤチャイルドシート標準装備モデル」は一部を除きスペック的にも価格的にもほぼ同じ
ブリヂストン「アシスタC STD」とヤマハ「PAS Babby un リヤチャイルドシート標準装備モデル」はどちらもリヤチャイルドシートが標重装備されたリヤチャイルドシートが標準装備されている20型子乗せ電動アシスト自転車です。
そして、ブリヂストン「アシスタC STD」は、部分的にヤマハの技術が提供されているため、ブリヂストン「アシスタC STD」とヤマハ「PAS Babby un リヤチャイルドシート標準装備モデル」は、一部を除き、スペック的にも価格的にもほぼ同じです。
ブリヂストン「アシスタC STD」とヤマハ「PAS Babby un リヤチャイルドシート標準装備モデル」とでは何が大きく違う?
ブリヂストン「アシスタC STD」とヤマハ「PAS Babby un リヤチャイルドシート標準装備モデル」の大きな違いは、3人乗り適正身長の違いです。ブリヂストン「アシスタC STD」の3人乗り適正身長は155cmで、ヤマハ「PAS Babby un リヤチャイルドシート標準装備モデル」の3人乗り適正身長は146cmです。
ブリヂストン「アシスタC STD」とヤマハ「PAS Babby un リヤチャイルドシート標準装備モデル」のどちらかで迷っておられる場合
お子さまを同時に2人乗せる予定の方で、身長が155cm未満の方は、ブリヂストン「アシスタC STD」だと同時にお子さまを二人乗せることができないので、ヤマハ「PAS Babby un リヤチャイルドシート標準装備モデル」一択になります。
お子さまを同時に2人乗せる予定の方で、身長が155cm以上の方は、ブリヂストン「アシスタC STD」とヤマハ「PAS Babby un リヤチャイルドシート標準装備モデル」のどちらを選ばれても、スペック的にも価格的にもほぼ同じですので、どちらを選ばれても問題ないでしょう。デザインの気にいた方で選ばれても問題ないでしょう。
画像 2020 アシスタC STD
本体サイズ(全長×全幅)mm | 1790mm×590mm |
タイヤサイズ(インチ) | 20インチ |
総車両重量(kg) | 31.4kg |
1充電あたりの走行距離 | 【 強 モード】約46km 【標 準モード】約53km 【オートモード】約61km |
変速機方式 | 内装3段 |
フロントチャイルドシート (前側のチャイルドシート) |
オプション |
リヤチャイルドシート (後ろ側のチャイルドシート) |
標準装備 |
最低乗車身長 | 144cm以上 |
3人乗り時適正身長 | 155cm以上 |
バッテリー容量 | 12.3Ah |
充電時間 | 約3.5時間 |
最後に
「2020 アシスタC STD」は、適度に平地があって適度に急な坂があるような場所での使用、1日の平均走行距離が10km前後までの使用など、通常の範囲内の使用であれば、耐久面でも安全面でも子乗せ電動アシスト自転車としての機能を十分満たしています。
そして、通常の範囲内で使用される方の中でも特に、停車する際にふらつきにくい子乗せ電動アシスト自転車をお探しの方、子乗せ電動アシスト自転車に降りてからの取り回しをラクに行いたい方に適しています。
それでは、あなたに一番適した子乗せ電動アシスト自転車に出会えることを願いながら、ブリヂストン「2020 アシスタC STD」の説明を終わらせていただきます。最後まで説明を聞いていただき、ありがとうございました。
2020年モデル
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2020年モデル
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2020年モデル
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